2017年1月29日日曜日

アングレームで遺産賞受賞!

1月26日から開幕したアングレーム漫画祭。
上村一夫原画展も無事開催されています。

まずはその美しい会場風景をご覧下さい。
(写真はフランス語版の出版社kanaさんから送っていただいたものやTwitterからお借りました。)
会場では本の販売コーナーも作っていただきました。
kanaさんにお声をかけていただいたのが約10年前、それから毎年少しずつ上村作品をフランス語で出版していただきました。

『修羅雪姫』『同棲時代』『しなの川』『狂人関係』『関東平野』『マリア』『凍鶴』...そして今回受賞した『離婚倶楽部』!

『離婚倶楽部』は当時大ヒットとはならなかった作品ですが(1975年に出た単行本も一巻で終わっています)、 内容は上村一夫らしい素敵な漫画です。
編集の森田さんも大好きな作品だったので、2013年にまんだらけで復刻していただいたわけですが、それがなければ今回の受賞はありませんでした。

ちなみに今年の新刊は梶原一騎先生原作の『昭和一代女』です。
梶原先生との異色作がどのように受け取られるのか、こちらも楽しみです。

そうそう昨日は会場には行列もできたそうです。(写真最下段)
日本ではありえません!

父が亡くなってもう30年以上も経つのに、今遠く離れたフランスでこんなに取り上げていただけるなんて。。。何が起こるかわかりません。本当に不思議な感覚です。
生きててよかった!

イヴさん、クリステルさん、kanaの皆さん、日本のエージェントの皆さん、森田さん、まんだらけ編集部の皆さん、日本の読者の皆さん、そして家族に、この場を借りて深く感謝致します。
ありがとうございます。



2017年1月19日木曜日

アングレーム!

いよいよ今月26日から始まるアングレーム漫画祭。
あの歴史ある漫画祭で本当に上村一夫の原画展が行われるのか、
実はまだピンときていなかったのですが、準備中の写真を送っていただき
ようやく実感がわいてきました。

ポスターはこんな感じ。

赤なんですね!




わくわくします。
Festival international de la bande dessinée d'Angoulême

2017年1月11日水曜日

命日


 



32回目の命日を迎えました。
去年の今日は弥生美術館にて、父と親交のあった方々をお招きしての偲ぶ会を開いていただき、とても賑やかなひとときを過ごしました。
今年は静かな命日を迎えています。

2017年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

昨年は弥生美術館の回顧展で多くの方に上村一夫の原画を観ていただき、本当に良かったと思っています。ありがとうございました。
今年も上村作品の復刻に力を注いで参りますので、何卒宜しくお願い致します。

2017年のスタートは、フランスはアングレーム漫画祭での上村一夫展です。
初めて海外で原画を沢山公開するので、ものすごく楽しみです。
また、この歴史あるアングレーム漫画祭において、「離婚倶楽部」が遺産賞にノミネートされているとのこと。ありがとうございます。


現地には行けませんが、フランスのTERELAMAやZOOM JAPONで取材を受けることになりましたので、お正月から父の資料に目を通そうと思っています。

引き続き、日本でも何か復刻できるようがんばります。
本年もどうぞよろしくお願い致します。